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建物総合リニューアル企業のAIMです。最新の技術と確かな施工力で、建物の悩みを解決しています。
衛生維持に気を遣っておられるお客様に2020年からご提案しているのが、光触媒コーティングの新工法「イオニアミストプロ」です。
光触媒とは、特殊な微粒子に光が当たることで水に生じる化学反応の一種で、細菌やウイルスを分解する作用があるとされています。この化学反応を引き起こす微粒子を空間の衛生維持に活用する光触媒コーティングは、医療現場、食品工場、飲食店などで導入されています。
従来の光触媒コーティングではバインダーという接着剤が、微粒子を施工面に定着させるために必要とされていました。そのため、施工の下処理に手間がかることに加え、微粒子がバインダーに埋もれてしまって光が当たりにくくなることで想定よりも光触媒作用が低下する点が課題とされていました。
一方、イオニアミストプロに使用される微粒子は、バインダーなしで施工面に定着します。そのため、施工の下処理に手間がかからないうえに、微粒子に十分な光が当たるので、高い光触媒作用を得られます。イオニアミストプロは、従来の光触媒コーティングの課題を克服した新しい工法です。
飲食店は、衛生維持に高い意識を持っておられるお客様の代表例です。今回、飲食店のお客様にご協力いただき50日間にわたる実験で、イオニアミストプロの効果を検証しました。細菌を含むすべての生物の痕跡を示すATPという物質の量を測定し、施工面の清浄度を検証するという実験です。施工前、施工15分後、施工50日後に、施工面のATP量を市販の機器で測定しました。
不特定多数の来店者が触れる木製の客席の衛生維持を目的として、イオニアミストプロの施工をご依頼いただきました。
施工前、ATP量を測定すると機器には2082という数値が表示されました。測定機器のメーカーは、今回のような凹凸が付きやすい平滑な物質表面の推奨値を500以下としているため、衛生的とはいえない数値です。
しかし、施工15分後に再びATP量を測定すると、451という数値が表示されました。短時間で客席の衛生を大幅に改善することができました。
さらに、50日後にATP量を測定すると15という非常に小さな数値が表示されました。イオニアミストプロによる光触媒作用は、長期間にわたって持続するということが示されました。
不特定多数の来店者が会話をしながら直接手を触れる樹脂製のカウンターの衛生維持を目的として、イオニアミストプロの施工をご依頼いただきました。
施工前のATP量の測定では、3179という非常に高い数値が表示されました。
しかし、施工15分後にATP量を測定すると737という数値が表示されました。短時間で、推奨値に近い数値まで衛生を改善することができました。
さらに、50日後のATP量の測定では、92という非常に小さな数値が表示されました。施工15分後では推奨値を上回る数値になったものの、時間が経つにつれて細菌の分解が進み、この作用が50日間持続したということが示されました。
「光触媒コーティングにはバインダーの施工が必須」という常識を打ち破るイオニアミストプロですが、一方でその作用に疑問を持たれている方もいらっしゃったのではないでしょうか?今回の実験結果で、50日間という長期間にわたってイオニアミストプロが衛生維持に役立つことが示されました。
イオニアミストプロは施工の準備のために手間がいらないため、店舗を閉めることなく施工することが可能です。イオニアミストプロは、独自の新素材を使った新工法ですが、施工の手順をショートカットしているため、従来の光触媒コーティングよりも低価格で施工できます。店舗の衛生維持を手軽に改善する方法をお探しの方は、イオニアミストプロをご検討いただければ幸いです。