お知らせ

News

横須賀の防水工事店から、建築一式工事を手掛ける総合建設会社へ。尾山社長インタビュー。

神奈川県横須賀市に本社を置き、ビル新築の建築一式工事、大規模修繕から、
塗装・防水の改修工事まで総合建設工事を手がけるAIM株式会社ブログ担当です。
 
AIMの歴史はたった1人の防水工事業の職人から始まりました。
 

 
ここまでの総合建設工事会社へ導いた代表の尾山に、今回改めてその道のりをインタビューしたいと思います。
 
 

■日給月給の職人から、独立に至るまで

 
インタビュアー(以下、イ):尾山さん、今日はこれからのAIMのより一層の事業展開を前に、改めて尾山さんの人柄や、会社について伺いたいと思います。
よろしくお願いします。
はじめに、尾山さんが職人だったころのお話から教えていただけますか。
 
尾山:中学を卒業してから、防水工事の職人をしていました。
3年くらい続けていたのですが、19歳のときに違う仕事もしてみたくなって、それから色んな仕事を転々としました。
 
トラックの運転手だったり、スーツを着て働くことにも憧れてツアーコンダクターという名のテレアポの仕事をしてみたり(笑)
それが全然思ってた仕事と違って、営業のやり方も胡散臭い感じだったのでどうも受け入れられなくてすぐ辞めましたが。
 
色々試してみて、結局一番しっくりきて長くやっていた防水工事の仕事に戻りました。
24歳のときかな。それから28歳まで親方の下で職人やってました。
 
イ:そこから独立されるわけですね。
 
尾山:当時の会社は日給月給で、働きたくても仕事があまりなかったりということがあって結構大変だった。
ちょうど、「仕事お願いするからやってみたら?」と言ってくれる人がいて、それなら何とかやっていけるかなと独立した感じですね。
 
イ:一人親方ってことですね!
 
尾山:そう。常用で1日18,000円で仕事を受けて。
でもそれだと雇われているのとあまり変わらないから、もっと人を入れていかないと起業した意味がないなと思って、あるとき仕事をくれていた会社に聞いたんです。自分で取ってきた仕事は受けてもいいかと。
 
元請けの会社さんも良くしてくれて、空いている期間だったらいいということで、その他の会社からも仕事を取れるようになっていきました。
 
でも最初の3回くらいかな、自分で取ってきた仕事をして、期日通りにお金が振り込まれなくて!仕事を請け負うことはこんなに怖いことなのかなってちょっとビビったね(笑)
人に紹介してもらったり、現場で知り合った人の仕事とかを主に受けて。
 
イ:そんなことがあったのですね!人を増やしていったのはいつ頃からだったのですか?
 
尾山:1年間は1人でやって、2年後には7人になっていました。
このころ自分が30歳のときです。
人が増えて、このタイミングでもっともっと仕事を取って行かないといけないと思い、営業活動に本腰を入れました。
 
職を転々としていたときに、コピー機を売っている会社に勤めたことがあって、嫌々でも飛び込み営業を経験したんですよ。
その時のやり方を思い出して、大規模修繕の工事をやっている会社をリストアップして一社一社飛び込みました。
 
もう緊張しちゃって(笑)だいたい大きい会社って受付があるから、緊張でなかなかそこまで辿り着けなくて。一回車に戻って、気合い入れてからまた行くとかやってましたね。ははは(笑)
でも、もし職人の仕事しかやったことがなかったら、そういう営業をするという発想もなかったと思う。他の仕事してて良かったなって感謝しています。
 

 
イ:そのエピソードすごく面白いですね!気持ちわかります(笑)
他の業界での経験がものすごく活きましたね!
 
尾山:半年で200件くらい営業かけましたからね。
それだけで20社の取引先ができました。今だにお付き合いのある企業さんもあります。
 
営業した後に電話をもらうのが嬉しくてね。
あ、かかってきた!って。
 
イ:1/10の確率でお取引になってるってすごい高確率ですね!
それからどうなったのですか?
 
尾山:その後1回会社が赤字になりました。
それまでの売上は年間1億円くらいで、法人化もしていたのですが、社員にボーナスを払えなくなったときがあったんです。
それまでは少ない金額でも夏と冬に必ずボーナスを出していたのですが。
 
やっぱり自分が雇われていたときにボーナスってものすごく楽しみにしていたし、「今回も無いだろうな」ってわかってても、その時になると心のどこかで期待してしまって落ち込んだりしていましたから。
 
自分は絶対ボーナスのある会社にするって決めてたのに、それが継続できなくなった時、社員全員で話し合いました。そこでボーナスを出せず申し訳ないと伝えました。
 
言いにくいことだけど、自分もボーナスが出ないってことに上の人から何も言われずに悲しい思いをしてきたから、同じことはしたくなかった。
 
イ:えぇ。何も言われなかったら悲しいですね。
そこで会社の状況を伝えて、どうしたのですか?
 
尾山:もう一回みんなで力を合わせてやっていこうって、気持ちを新たに再スタートしました。
協力会社さんも増やして、受けられる仕事を増やして。
それで、その翌年の売上が一気に4億6千万円程になった。その分見つかってくる課題に、その都度組織を立て直して。
 

(※昨年の忘年会での一コマ)
 
たった1年で4倍以上の売上を築いたAIM株式会社。
このとき、会社や一人一人に方向性が見えてきたのだと言います。
その先のストーリーは次回お送りします!

2018.10.30